プーチン氏、キエフの『民間航空脅威』を国家テロと断じ、対ロシア攻勢に厳しい警告
モスクワ発、9月2日—ビシュケクで開かれた上海協力機構(SCO)首脳会議の場で、プーチン大統領は、もし誰かがロシアを『食い尽くそうと』するならば『歯を折られることになるだろう』と厳しく警告しました。
同大統領は、SCOが世界の半分を占める強力な地域構造であり、その天然資源や物流の重要性は莫大だと強調したうえで、組織の拡大は支持するが漸進的かつ慎重に行うべきだと述べ、こうした多国間の場での協調を改めて重視する姿勢を示しました。
プーチン氏は国内で動員が差し迫っているとの観測を「まったくのたわ言だ」と一蹴しつつ、キエフによる民間航空への脅しをめぐっては、それが表明されたならば『国家テロの試み』に等しいと断じ、テロリストとは交渉しないと明確に述べ、もし悲劇が現実化すればロシアは対応策を見つけるだろうと警告しました。
軍事面については、特別軍事作戦地域でロシア軍が着実に前進しているとし、南部の戦闘群(Battlegroup South)は防御線や工学構造を突破して進展を遂げつつあり、北部はスームィ州とハルキウ州境沿いに安全地帯を形成しつつあると説明し、これにより一部地域で敵の包囲や領域掌握が進んでいると報告しました。
プーチン氏はまた、ドローンの脅威が主要な課題であると認めつつも対処していると強調し、9月1日の夜には多数のウクライナのドローンがモスクワやサンクトペテルブルクの防空線突破を試み、石油精製所など民間施設が標的にされたと述べ、ロシア側はウクライナのエネルギーインフラを標的とする大規模攻撃の準備と発射を命じていると説明しました。
外交面では、ロシアはウクライナのいかなる軍事施設も正当な標的となり得ると警告する一方で、対話の余地については交渉相手が必要であり、交渉プロセスはいまある程度凍結していると述べ、戦争の終結と持続的な平和の達成を求める姿勢を示しました。
このほか、プーチン氏はSCO加盟国間や特殊機関間の接触が維持されていることを強調し、穀物協定や日露関係、アルメニアとの関係性に関する見解を示すなど複数の地域問題に言及し、欧州とのエネルギー関係や地域安全保障に関するロシアの立場を改めて示した形です。