台風サウデル、中国東部で三度目の上陸
台風サウデルは9月3日朝、中国東部の沿岸で3回目の上陸を果たし、強風と激しい豪雨の警報の中で数万人が避難する事態となりました。
省気象台によりますと、サウデルは午前6時30分ごろ、福建省漳州市に属する漳浦県付近に上陸し、中心付近の最大持続風速は毎秒23メートルに達したとされ、既に8月28日に浙江省沿岸で2度上陸して国内東部で数十万人の避難を促した経緯を踏まえると、今回の再上陸は被害リスクを改めて高める形です。
福建省当局は木曜午前7時までに8万3千人以上を避難させたと発表しており、持続する豪雨を受けて漳州市の一部では仕事や商業活動、通学が中断され、福州、泉州、寧徳などでも学校が休校となるなど日常生活に広範な影響が出ているとのことです。
交通・観光・建設面でも影響は深刻で、午前7時時点で主要道路8区間が通行止めとなり、657便の交通が運休、152の建設現場で作業が停止し、福建省内で150を超える主要観光地が閉鎖されたと報告されており、対応の継続が求められている状況です。
中国国家気象中心は台風に対して青色警報を発表しており、同センターによればサウデルは時速15〜20キロで西へ進みつつ徐々に勢力を弱める見通しで、木曜午後から金曜午後にかけて福建大部分、広東省東部と北部、江西省南部、湖南省南部および台湾の大部分で大雨から猛烈な雨が予想されるとしています。
国家気候センター副所長のガオ・ロンは、9月にさらに2〜3個の台風が中国に上陸するか大きな影響を与えるとの見通しを示し、比較的強い台風の一部が北上して中国北部に影響を及ぼすリスクも指摘したうえで、短期の台風予報や更新されたリスク警報に注視し、山洪、都市の浸水、豪雨、強風、高潮に警戒するよう関係各地に促しました。
観測データによれば、今年9月1日までに北西太平洋と南シナ海で発生した台風は24個で同時期の平年より10.4個多く、そのうち7個が中国に上陸して平年より2.1個多かったとされ、6月から8月にかけて台風活動が特に活発で強風や豪雨が長期かつ広範に続いたことが、今回の一連の事態を背景から裏付けているという見方です。
地方当局は洪水対策の緊急対応を引き上げて対処を続けており、住民に対しては最新の気象情報を踏まえた避難や安全確保の徹底を呼びかけているほか、関連機関は被害状況の把握と復旧対応を急ぐ見通しです。