エルニーニョ強化を警告、降雨や気温変化で洪水・干ばつリスクが拡大の懸念
世界気象機関(WMO)は、今後数か月でエルニーニョが強まると警告し、各地で異常気象の懸念が高まっていると明らかにしました。
同機関の長、セレステ・サウロ氏はスイスで記者団に対し、同組織の最新予報ではエルニーニョが2027年2月まで持続する可能性が極めて高いことが示されており、こうした長期化が降雨や気温の各地のパターンに持続的な影響を及ぼすと述べました。
サウロ氏は南アフリカでも通常より降雨が少ないと予想しており、それが直ちに農業部門に打撃を与えるとの見通しを示しました。
さらに同氏は、数か月を経て水力発電やエネルギー生成、飲料水の利用可能性にも影響が波及し、その結果として播種期が損なわれる懸念があると指摘し、こうした影響は2027年を超えて2028年まで続くと予想していると付け加えました。
南アフリカ気象局(SAWS)も、太平洋で強いエルニーニョ現象が発生するにつれて今春は平年より降雨が少なく気温が高くなる可能性が高いと警告しており、その見解は現地政府の情報発信にも反映されています。
国連の機関は、WMOの予報がエルニーニョの長期化を示していることを明らかにしており、こうした予測は洪水や干ばつ、極端な高温といった関連リスクが世界規模で顕在化する恐れを改めて示唆しています。