ホーム ブラジル ブラジル上院 6x1廃止・週44→40時間改憲案採決見送り 与党本会議冒せず10月選挙後へ

ブラジル上院 6x1廃止・週44→40時間改憲案採決見送り 与党本会議冒せず10月選挙後へ

ブラジル上院 6x1廃止・週44→40時間改憲案採決見送り 与党本会議冒せず10月選挙後へ

※本記事はTHE NEWSのアルゴリズムを用いて執筆されています。

この記事の概要

週44時間から40時間への短縮と「6x1」シフト廃止を含む憲法改正案の本会議採決が、与党の票確信不足を理由に見送られた。野党側の“共同の行動”で出席議員が減り、接戦の可能性を避ける形で10月の選挙第1回投票後へ先送りされた。採決回避の裏で何が動いているのか、この動きが意味するものとは。

ブラジル上院、本会議での「6x1」廃止・労働時間短縮の憲法改正案採決を見送る

連邦上院で2日、週44時間から40時間への短縮と6x1シフト廃止を盛り込んだ憲法改正案(PEC 221/2019)について、政府与党は本会議での採決を冒さない判断を下し、同案は10月の選挙の第1回投票後まで採決が持ち越される見通しとなりました。政府側は十分な賛成票を確信できなかったことを理由に挙げており、結果的に本会議が空席化した事態を「野党の動きの成功」と評しました。

CCJ(憲法・司法委員会)は、審議を加速させるために規定上の間隔(インテルスティシオ)を除外して本会議での緊急採決を可能にする特別日程を承認していたものの、本会議の日程設定は院議長ダヴィ・アルコロンブレ(União-AP)に委ねられており、与党の上院議員ランドルフェ・ロドリゲス(PT-AC)は記者団に対し、ボルソナロ氏(PL-RJ)や野党指導者ロジェリオ・マリーニョ(PL-RN)らが直接関与した「共同の行動」によって出席議員が減少し採決が阻止されたと説明しました。ロドリゲスは当初、賛成票は53ないし54票は見込めるとの試算を示していたものの、不出席者が出る蓋然性を踏まえ敗北の恐れがある現状では採決を差し控えるのがより慎重であると判断したと述べています。

PEC 221/2019は、給与を減じることなく週2日の有給休息の義務化を規定し、現行の週44時間を週40時間に短縮する一方で14か月の移行期間を設ける内容であり、上院本会議での最終段階は二回の採決を要し、81人の上院議員のうち最低49票(60%)の賛成が必要とされるため、CCJでの賛成は象徴的な段階にとどまるという構図です。委員会では27人中4人が反対票を記録し、反対を表明した名はロジェリオ・マリーニョ(PL-RN)、ハミルトン・モラォン(Republicanos-RS)、テレーザ・クリスティナ(PP-MS)、ハイメ・バガットーリ(PL-RO)であったと報告されています。マリーニョは6x1を維持し週最大44時間を認める代替案を提示しており、労働時間の取り決めは労使の直接交渉に委ねられる可能性や、報酬を実働時間に応じて算定する案を含んでいると伝えられています。

フラヴィオ・ボルソナロ(PL-RJ)はCCJでの承認時に欠席しており、時給支払いの提案を支持する発言はしているものの、本会議で本文にどう投票するかは明言を避けている状況です。政府側と上院議長の間で票数に確信が持てないとの認識が共有されたため、今週中の採決に踏み切ることは見送られ、国会における次の集中的な採決の試みは10月第2週に予定されているとの見通しが示されています。アジェンシア・ブラジルは反対を主導する上院議員ロジェリオ・マリーニョおよび政府指導者の発言についてのコメントを求めたものの、現時点で応答は得られていません。

TH
THE NEWS 記者
THE NEWS 編集部 2026年9月3日
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