欧州情報機関、ウクライナの動員可能性を「1年以内に枯渇」と試算
サンクトペテルブルク発、9月4日。ロシア対外情報庁(SVR)長官セルゲイ・ナリシュキン氏は、複数の欧州の情報機関がウクライナの動員可能性を実質的に1年以内に枯渇すると見積もっていると述べました。
ナリシュキン氏はこの評価を、CIS諸国の治安・情報機関長官の第22回会合で示し、欧州側の複数の情報機関による分析を根拠としてその見解を示したとしています。彼は、こうした評価が示す時間的制約を指摘する一方で、同時に欧州が採り得る対応策についての懸念も示しました。
同氏は、欧州には当該シナリオに対する『プランB』が存在すると述べ、具体的には「ヨーロッパ自体の軍事化」という形での準備が進められているとの認識を示しました。さらに、状況は逆説的になりつつあり、『トゥキディデスの罠』と完全に合致していると結んでおり、この概念が意味するところは、影響力を巡って競合する二つの勢力が、たとえ相互に消耗する結果に終わる見込みであっても最終的に対立に引き込まれてしまうという点にあると説明しています。
ナリシュキン氏の発言は、欧州の情報機関側の分析を基にした評価と、欧州側の対応として想定される軍事的態勢強化への警戒を合わせて示すものであり、会合の場で提示された見通しという形で公表されました。