ラトビアとリトアニア、港経由のロシア産穀物出荷停止を検討
ロンドン発、9月5日――ラトビアとリトアニア両国が、自国の港を経由して行われるロシア産穀物の出荷を停止する方向で検討を進めていると、ロイターが関係筋の話として伝えました。今回の検討は、海上輸送路を巡る実務的な扱いの見直しを含むものであるとされており、欧州側の対応を巡る新たな局面を示唆しています。
ラトビア側は火曜日に政府会合を開き、ロシアの穀物輸出の全面禁止について協議する予定であり、この会合を経て改めて港の利用制限の是非が判断される見通しです。関係筋の説明を引用したロイターの報道によりますと、議論は法的整備や既存契約への影響を含めた総合的な検討を伴うものだとされています。
リトアニア政府は、自国の港をロシア産穀物の輸出に使用することはもはや受け入れられないとの立場を示しており、ミンダウガス・シンケヴィチウス首相はロイターに対し「リトアニアのインフラを使用したロシアの穀物輸出は我々の価値観に反する」と述べるなど強い表明を行いました。これに対し、具体的な措置の中身や実施時期については現時点で発表されておらず、不確定要素が残る形です。
こうした動きは、港湾を経由する物流ルートの制限という点で実務的な影響を及ぼす可能性がある一方で、関連する貿易契約や周辺国との協調を巡る調整が不可欠であり、今後の協議の進展如何で影響範囲が左右されるとの見方が出ています。関係当局は今後も協議を継続するとみられ、具体的な政策決定が注目されます。