ホーム ブラジル メンデス氏 執務室での捜査・助言関与を禁じる内規案提出 両判事に連邦警察常駐で権限移転懸念

メンデス氏 執務室での捜査・助言関与を禁じる内規案提出 両判事に連邦警察常駐で権限移転懸念

メンデス氏 執務室での捜査・助言関与を禁じる内規案提出 両判事に連邦警察常駐で権限移転懸念

※本記事はTHE NEWSのアルゴリズムを用いて執筆されています。

この記事の概要

最高裁判事メンデス氏が、裁判所執務室で連邦警察や軍人が捜査や法律助言に関与することを禁じる内規改正案を提出した。背景にはモラエス判事とメンドンサ判事の対立と、機密指定解除された報告書を巡る波紋があり、裁判所内部で“捜査の主導権”が揺らいでいる。長官と全判事の審議で何が覆され、誰が影響を受けるのか――この動きが意味するものとは。

最高裁判事メンデス氏、裁判所執務室での警察捜査関与を禁じる内規改正案を提出

【見出し】

【本文】

最高裁判所(STF)の最年長判事ギルマール・メンデス氏は5日、軍人や連邦警察のデレガードが裁判所の執務室に派遣されて顧問業務に従事することを禁じる内規改正案を正式に提出し、長官に事前通告していた案を同僚判事の審議に付す形にしました。

メンデス氏が示した改正案は、執務室での警備業務遂行は認めつつも、同職員による捜査や訴訟審理への参加、並びに法律助言業務への関与を明確に禁ずる一方で、現行の内規第357条に反する者については最高裁長官が速やかに出身機関への復帰を手配する旨を定めており、同案は裁判所内での権限配分を制度面から切り直すことを狙っています。

こうした提案が浮上した背景には、アレクサンドレ・デ・モラエス判事とアンドレ・メンドンサ判事の間で対立が激化している事情があり、両判事がそれぞれ自らの執務室に連邦警察のデレガードを2人ずつ置いている現状をメンデス氏は問題視し、警察側の捜査遂行に関する意思決定が最高裁側に移転してしまう危険性を指摘しました。

改正案を巡る動きは、メンドンサ判事が連邦警察の報告書の機密指定を解除した直後に表面化しており、同報告書には元銀行家でマスターの旧オーナーであるダニエル・ヴォルカロからモラエス判事宛ての多数のメッセージが記載され、メッセージ中でヴォルカロはモラエス氏の妻の関係する1億3100万レアルの契約や、連邦警察の作戦で自身が逮捕される可能性に関する情報の入手を示唆していると捜査当局は伝えています。

資料公開を受けてモラエス判事は、メンドンサ判事に対する調査開始を最高裁長官室に要請し、メンドンサ氏に関しては「強い疑い(fortes indícios)のある職権乱用、行政上の不正、及び職責に関する犯罪」があると主張しているものの、モラエス氏が提出した連邦警察の情報報告書は署名がなく将来の捜査可能性に関する内部の予測的分析として『証拠価値はない』との但し書きが付されている点も併せて注目されます。

現在、この改正案は最高裁長官のエドソン・ファキン氏の下で議題に載せられ、同長官が全判事による審議・採決へ進める役割を担っており、裁判所内部での警察関与の線引きが司法運営に与える影響が今後の論点となる見通しです。

TH
THE NEWS 記者
THE NEWS 編集部 2026年9月6日
関連記事