中国西蔵・ギロンの土砂崩れ、氷河崩壊を契機に43人死亡、519人が行方不明のまま
中国南西部の西蔵自治区にある中国・ネパール国境のギロン港で、8月26日に発生した大規模な土砂崩れにより、土曜午後6時時点で43人の死亡が確認され、なお519人が行方不明のままであると地元の緊急対応・救助当局が日曜の記者会見で明らかにしました。
当局は記者会見で、行方不明者の中には23か国にわたる計261人の外国籍の人々が含まれていることを確認したと述べ、海外メディアの取材団が週末に現地を訪問した直後に今回の説明を行ったとしています。
今回の土砂崩れはネパール側で生じた高所氷河の崩壊を引き金に発生したとされ、中国は大規模な捜索救助作業を展開しており、土曜午後6時時点で延べ2,500人を超える人員と500台超の車両が投入され、ドローンは1,000回以上の飛行を実施、空中から合計5.43トンの物資が投下されていると報告しました。
地元当局はまた、ギロンの国境在住者1,720人に対して支援を提供していると説明し、ギロンで働くか商売をしている多くのネパール国民が、通常中国側に出入りするために利用していた国境港が土砂崩れで破壊されたため現地に足止めされている現状を明らかにしました。
加えて当局は、中国側が災害情報通知の仕組みを通じてネパールに対し気象・水文・氷河に関するデータを毎日提供していると述べ、こうした国境を越えた情報共有を踏まえつつ、引き続き広範な捜索と被災者支援を継続していく方針を示しました。