ドラムィニ=ズマ氏がムバルラ氏に反対宣誓供述書を提出、党内金銭問題を巡る対立が表面化
アフリカ民族会議(ANC)の全国執行委員会(NEC)メンバーであるンコサザナ・ドラムィニ=ズマ博士が、党の書記長フィキレ・ムバルラに対して反対の宣誓供述書を提出しました。
この対立は、ドラムィニ=ズマが以前に主張した、ムバルラが2022年のANC全国大会を買収して党の書記局を率いる地盤を築き、その過程でシリル・ラマポーサの大統領就任を助けたという指摘に端を発しており、党内では責任の所在と事実関係の確認を巡る論争が続いています。
反対宣誓供述書の中でドラムィニ=ズマは、当該の訴訟を法廷手続きの濫用に当たると明確に断じる一方で、金銭の関与は本来、党内の手続きによってまず議論され解決されるべき問題であり、外部の司法の場に持ち込むことは手続きの逸脱だと主張しています。
一方で、SABCの報道にあるように、ムバルラ側はドラムィニ=ズマに対し、2022年大会で金銭が指導部選挙に影響を与えたという主張を裏付ける具体的な証拠の提示を求めており、ドラムィニ=ズマは資金の誤用こそがANCの衰退の核心にあると訴え続けています。
こうした争いは、党内の金銭問題を巡る処理能力と透明性が問われていることを浮き彫りにしており、ANCの内部統治の在り方や支持基盤の信頼回復が喫緊の課題であることを改めて示唆しています。現在、両者は主張を譲らない構えであり、党内手続きと公開の説明責任を巡る議論がさらに激化する可能性が残されています。