インド、初のデジタル国勢調査を開始
インド政府は水曜日、2027年国勢調査の第一段階を開始し、世界最大規模の行政・統計作業が初めてデジタル手法で動き始めました。
今回の作業は家屋および住宅国勢調査(HLO)段階から始まり、デジタルによるデータ取得と市民向けの自己記入機能を導入することで、調査員の訪問前にオンラインで世帯情報を提出できる仕組みを整備したうえで現地確認に向かう形です。
ドロパディ・ムルム大統領は国家元首として自己記入プロセスを率先して最初に完了し、これに続いて副大統領C・P・ラダクラシュナン、ナレンドラ・モディ首相、連邦内務大臣アミット・シャーもオンラインポータルを通じて記入を終え、国家元首が国勢調査開始を象徴的に行う長年の慣例が継承されました。
モディ首相は国勢調査を重要な国家的作業と位置付け、市民に対して世帯情報の自己記入による積極的な参加を促すよう呼びかけたと政府は伝えています。
自己記入機能はアンダマン・ニコバル諸島、ゴア、カルナータカ、ラクシャドウィープ、ミゾラム、オディシャ、シッキム、ならびにニュー・デリー市政評議会およびデリー駐屯地委員会の管轄地域など、選定された州および連邦直轄地域で展開され、正式なデータによれば展開初日に約5万5千世帯がこの機能を利用しました。
この自己記入プロセスは安全なウェブベースのシステムで16の地域言語に対応しており、市民がオンラインで提出すると一意の自己記入ID(SE ID)が生成されて現地確認時に担当者と共有する運用になっています。
家屋および住宅国勢調査段階では、住宅の状況や設備、家財に関する33の構造化された質問票を通じて詳細な情報を収集し、全国的なHLO段階は政府の計画に沿って2026年4月1日から同年9月30日まで実施され、各州および連邦直轄地域はこの期間内に30日間の調査を行う前に15日間の自己記入期間を設けることになっています。
政府は国勢調査法(1948年)に基づき収集された全てのデータが厳格に機密扱いされると改めて強調しており、そのため暗号化と多要素認証を備えた高度なデジタルシステムを導入してデータの安全性確保に努めているとしています。
国勢調査2027は今後10年間の政策立案や開発施策の基礎を形成する統治上の重要な道具になると期待されており、デジタル化による参加促進とデータ精度の向上がその鍵を握るとの見方が示されています。