技能不足が重要鉱物ブームの取り分を脅かす懸念
ヨハネスブルグで開かれた5日間のElectra Mining Expoで、業界関係者は技能不足が重要鉱物ブームの国内での取り分を奪いかねないとの懸念を改めて表明しました。
その懸念は、電化とクリーンエネルギーへの世界的な転換が銅といった鉱物の戦略的重要性を高める一方で、国内の成長見通しを技能と能力の不足が制約しているという現実に根ざしており、Expoに集まった参加者らは緊急の対応がなければ需要の高まりを生かせなくなると指摘しました。
南部アフリカ鉱業冶金学会(Southern African Institute of Mining and Metallurgy)会長のゲーリー・レーン氏は、南アフリカは増大する需要に応えなければならないと強調したうえで、問題は単に大学を卒業する新卒者がいないことではなく、国内の鉱業の野望を実現できる熟練した有能な専門家が不足している点にあると述べ、こうした技能の欠如は実際に世界的な制約になっていると警鐘を鳴らしました。
ヨハネスブルグ会場に集まった業界の声を伝える現地報道も、技能不足に緊急に対処する必要性が繰り返し示されたと伝えており、こうした一連の指摘は重要鉱物の高まる需要を前に人材育成と技能継承の強化が喫緊の課題であるという現状を改めて鮮明にした形です。
今後は、国内が増大する国際需要の恩恵をどの程度受け取れるかが人材対策の成否に左右される見通しです。