ホーム 中国 AI需要押し上げ、1~8月対外貿易34.78兆元 集積回路輸出95.4%増、輸入も急伸

AI需要押し上げ、1~8月対外貿易34.78兆元 集積回路輸出95.4%増、輸入も急伸

AI需要押し上げ、1~8月対外貿易34.78兆元 集積回路輸出95.4%増、輸入も急伸

※本記事はTHE NEWSのアルゴリズムを用いて執筆されています。

この記事の概要

AI関連需要を追い風に、中国の1~8月の対外貿易が急伸。集積回路の輸出はほぼ倍増しつつ、輸入の伸びがここ数月は輸出を上回るという微妙な歪みも見える。外需と技術投資が同時に動くなかで、この変化が意味するものとは。

AI需要が押し上げる中国の対外貿易、1~8月で急伸

1~8月、中国の対外貿易は輸出入ともに力強い伸びを示し、特に海外のAI関連需要が輸出の牽引役となる中、貨物の輸出入総額は前年同期比17.6%増の34.78兆元に達したと税関総署が明らかにしました。

税関総署の発表によると、同期間の輸出は前年同期比14.6%増の20.17兆元、輸入は22.0%増の14.61兆元となり、8月単月でも貨物貿易は4.65兆元で前年同月比19.8%増と堅調で、輸出と輸入はともに4か月連続で2桁成長を記録し、輸入の伸びが6か月連続で輸出を上回っているとしています。

この成長を支えているのはハイテク分野で、税関総署の詳細データは、機電製品の輸出が同21.9%増の12.91兆元に達し、集積回路の輸出が前年同期比95.4%増の1.77兆元へと急増したことを示しており、労働集約型製品が0.6%減少する一方で高度技術分野が突出した伸びを見せていると明らかにしました。

また、輸入面でも技術関連品の需要が顕著で、1~8月の機電製品の輸入は31.6%増の6.21兆元、集積回路の輸入は前年比61.7%増と急騰し、ダイオードなど類似の半導体デバイスの輸入が倍増したことが詳細データから浮かび上がっており、こうした動きは供給側の投資と需要面の技術革新が同時に進展していることを示唆しています。

税関総署統計分析局長の呂大亮氏は、8月の統計が中国の完備した産業体系と高いイノベーション能力が対外貿易を強力に支えていることを示していると述べ、外需の改善が製造業の新輸出受注指数の上昇にもつながり、7月の49.6から8月に50.1へと拡大領域に戻ったことが海外受注の回復を裏付けると指摘しました。

市場のエコノミストも成長の継続を見込んでおり、中国民生銀行のチーフエコノミスト、温斌氏は、AI関連の資本支出が世界的な製造業サイクルを刺激し、半導体サプライチェーン全体で出荷量と価格を押し上げることで中国の輸出成長を支えると述べたうえで、ゴールデンクレジット格付けのチーフマクロアナリスト、王慶氏はチップの輸入が当面比較的速い成長を維持する可能性が高いと指摘し、9月も輸入額は比較的速いペースで成長を続ける見通しだが、比較基準の高さから前年同期比の伸び率は鈍化する可能性があると見込まれると述べました。

域外との関係でも拡大が続いており、今年1~8月のASEANとの貿易は前年同期比20.6%増の5.95兆元に達し、一帯一路パートナー国との貿易も15.9%増の17.74兆元に拡大し、外資系企業も約8万社が輸出入に関与して前年同期比18.1%増の10.15兆元を計上して対外貿易全体の成長を上回る役割を果たしていると税関総署は明らかにしました。

税関当局はあわせて、中国が依然として世界最大の貨物貿易国であり、17年連続で世界第2位の輸入市場であること、そして世界の輸入に占めるシェアが約10%に上昇したことを示しており、この数値は中国経済の外需依存と同時に産業チェーンの高度化が進む中で国際分業の中心的地位を維持していることを改めて鮮明にした形です。

TH
THE NEWS 記者
THE NEWS 編集部 2026年9月8日
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