中国、2026~2030年期の金融力強化計画を公表
中国は9月10日、2026~2030年期に金融部門を強化する新たな計画を公表し、金融リスクの予防・抑制や金融監督の強化を通じて高品質な発展を促す方針を示しました。
中国人民銀行副総裁のルー・レイ氏は同日の記者会見で、中央金融委員会事務局が関係金融当局と連携して計画を策定したと説明し、計画が国家の財政金融政策と整合的に運用されるとの見通しを示しました。
計画では2030年までに『中国の特色ある現代的金融システム』の全体的枠組みを整備すると明記しており、金融規制政策の整合性と有効性を確保するとともに、金融システムの構造最適化や厳格かつ効果的な監督体制の構築を進め、リスクの的確かつ効率的な予防・抑制を実現することを目指すとしています。
2030年の目標には、経済・社会発展に対する金融支援の質と有効性を継続的に高めること、金融分野の包括的な法的枠組みを整備すること、高水準の金融開放を着実に拡大すること、並びに国際的影響力と競争力の一層の向上を図ることが掲げられています。
さらに計画は2035年までに高度に適応的で競争力があり包摂的な現代的金融システムを概ね確立し、中国の金融力を一段と強化するための堅固な基盤を築くことを長期目標として位置付けています。
計画が挙げた主要課題は、金融マクロ調整体制の改善、金融監督の強化、金融リスクの効果的な予防・解消、実体経済へのより積極的かつ効果的なサービス提供、金融分野の高品質な発展促進、そして高水準の金融開放の拡大とされ、ルー副総裁はこれらを着実に推進していく考えを示しました。