【見出し】
ロシア軍、ウクライナの後方拠点や燃料・輸送施設を集中的に攻撃
【本文】
モスクワ発、ロシア国防省は12日付の声明で、過去1日にわたりロシア軍がウクライナ軍が使用する後方拠点や燃料・エネルギー施設、輸送インフラ施設を攻撃したと発表しました。声明は、攻撃に戦術航空機や攻撃用無人航空機、ミサイル部隊および砲兵部隊が投入されたことを明らかにしており、手段と目標を併せて示す形です。
同省発表によると、標的はこれにとどまらず、無人航空機および地上型ロボットシステムの生産拠点や、ウクライナ軍と外国傭兵の一時展開地点155か所も含まれていたとされ、後方の兵站や補給、戦力再配置の阻害を意図した攻撃であることをうかがわせる内容です。
また、ロシアの防空は過去1日に7発の誘導爆弾と670機の固定翼無人機を撃墜したと国防省は述べており、防空能力の行使と被害評価を同時に提示する形になっています。加えて同省の日報では、ウクライナ側の人員損失が特別軍事作戦地域で過去1日に約1,390人に上ったと主張しており、担当区域別ではBattegroup Northで215人超、Westで220人超、Southで最大180人、Centerで460人超、Eastで265人超、Dneprで最大50人を失ったとしています。
ロシア側の今回の発表は、後方の燃料・輸送網や無人機関連の生産拠点を標的に挙げることで、前線の継続的な作戦遂行能力や物資供給の枯渇を狙う戦術的な意図を示した形であり、こうした主張は戦線の消耗戦化と後方攪乱の継続を強調するものであるとの認識を与えています。一方で、発表に含まれる撃墜数や人的損失の詳細はロシア国防省の公表値に基づくものであり、独立した第三者による即時の検証は現状困難である点も留意されます。