ホーム 南アフリカ マドランガ委員会、警察汚職巡る公聴開始1年 100人超の証言とPKTT解散疑惑

マドランガ委員会、警察汚職巡る公聴開始1年 100人超の証言とPKTT解散疑惑

マドランガ委員会、警察汚職巡る公聴開始1年 100人超の証言とPKTT解散疑惑

※本記事はTHE NEWSのアルゴリズムを用いて執筆されています。

この記事の概要

マドランガ委員会は設立からほぼ1年、100人超の証人聴取を経て警察内部への犯罪勢力の浸透や政治的介入の疑惑を次々と浮かび上がらせている。焦点は、PKTT解散をめぐる文書と食い違う供述、そして贈収賄や関係者の仲介といった断片的な証拠だ。露見しつつある「ズレ」は南アの刑事司法制度にどんな波紋を広げるのか——この動きが意味するものとは。

マドランガ委員会、警察汚職調査の公聴開始から1年を迎える

ラマポーザ大統領が、2025年7月6日にニランラ・ムクワナジ中将のメディア向けブリーフィングを受けて設置したマドランガ委員会は、設立からほぼ1年を経過し、これまでに100人を超える証人の証言を聴取するとともに、追加調査に向けた複数の勧告と紹介を行ってきました。

ムクワナジは同ブリーフィングで、法執行機関への犯罪勢力の浸透と政治的介入を主張しており、こうした主張を受けて発足した委員会は、刑事司法制度における犯罪性や汚職、政治介入の疑惑を体系的に洗い出す任務を担っており、その核心に位置する課題として、政治的暗殺対応タスクチーム(PKTT)の解散問題が浮かび上がっています。

PKTTは当時の警察大臣センゾ・ムチュヌによって解散され、ムクワナジの記者会見を受けてムチュヌは休職扱いとなった事情があり、ムチュヌ側はコスト制約や2019年の業務調査の指摘を理由に挙げていますが、コミッショナーのサンディレ・クマロはその解釈に異議を唱え、当該調査がPKTTの解散を推奨していなかった点と、PKTTは閣僚間委員会(IMC)によって設置されるものであり解散できるのは大臣とIMCに限られるという法的な構図を指摘しました。

委員会に提示された証拠はさらに、犯罪シンジケートが南アフリカ警察庁(SAPS)の一部メンバーの支援を受けて法執行機関への浸透を試みた疑惑を示しており、とりわけ注目されるのは、未遂殺人被告であるヴシムジ「キャット」マトララに関わる捜査がPKTT解散の決定によって影響を受けた可能性で、提示された証拠はマトララがPKTT解散の文書を所持していたことを示しています。

また、ノース・ウェスト州の実業家ブラウン・モゴツィがムチュヌとマトララの仲介を務め、ある時点でマトララに対して支払いを要求しそれがムチュヌの政治活動のためだと説明したとする供述が示される一方で、マトララ自身は委員会でムチュヌに会ったこともなく贈賄として金を渡したこともないと述べており、こうした対立する供述を踏まえて委員会は両者への照合と追加の尋問を進めているという状況です。

さらに提示された疑惑には、ムチュヌがクワズールー・ナタール州のホークス捜査官であるディーナダヤラン「ディーナ」ゴベンダー中佐に対し、同州での警察による銃撃事件でムクワナジを関与させるよう仕向けることを望んだという主張が含まれているものの、ムチュヌはこれらの主張を否定しており、委員会は関係者の召喚を継続しつつ、証拠の信頼性と法的帰結を慎重に検証している段階にあります。

今後については、マトララが引き続き召喚されているほか、ムチュヌも自身に向けられた疑惑に応答するために委員会に戻ることが見込まれており、こうした審理の積み重ねが刑事司法制度の透明化や制度改革に向けた勧告へとどのように結実するかが注目されています。

TH
THE NEWS 記者
THE NEWS 編集部 2026年9月13日
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